参加者1名から小さく始めて、90回以上のセミナー・講演を開催。

僕は2007年に弁護士登録した、60期の弁護士です。
丸7年京都市内の法律事務所に勤務し、2015年に独立。
今はパラレルワーカーとして、弁護士だけでなく、HPや動画制作などを通じて士業をサポートする仕事もしています。
この連載では、仕事が辛くて仕方なかった新人弁護士時代から、今までの軌跡をまとめています。
過去の僕のような方に届けば、嬉しいです。
前回の振り返り
僕がやりたいことは、「意識と行動で人生は好転するということを、多くの人に伝えること」だと発見できました。
そして、いきなり凄い人になろうとせず、「小さく始めなさい」と教えられました。
今回は、この教えに従って一気に行動が加速した話をします。
「小さく始める」を実行!
①仲間内で法律セミナー開催
僕の人生を変えたセミナーには、15~20名ほど参加していました。
そしてなんと、僕以外に弁護士が2名も参加していました。
そして、「友達でも良いから集めてセミナーをやってみなさい」という教えに従って、一緒にセミナーに参加していた仲間を集め、2名の弁護士と一緒にセミナーを開催しました。
テーマは、「弁護士との上手な付き合い方」。
そもそも人前に立って教えるみたいな経験がなかったので、仲間の胸を借りるというか、とにかくセミナー慣れするようなイメージでした。
②初めて一人で開催した「勉強会」
以前一度イベントに参加した、京都のコワーキングスペースのようなところがありました。
そこに連絡をして、「セミナーをさせて頂けませんか?」と頼んでみました。
すると、「セミナーをやるには実績がないので、『勉強会』という形でやってみませんか?」と提案頂きました。
そして迎えた当日は、大雨。
2人から申し込みがあったものの、1名は当日キャンセル。
参加費は500円で、会場代を払えば手元には残りません。
だけど人生で初めて、対外的にイベントを開催した歴史的な日となりました。
③学生向けに講演会
僕は大学時代、法律サークルに所属していました。
卒業から10年近く経っていましたが、なんとか現役の学生に連絡を取って、「無料で良いので、学生向けに講演会をさせてもらえませんか?」と頼みました。
学生から見れば、「弁護士の話を無料で聞ける」というのは悪くない話です。
2回に分けて講演をさせて頂き、それぞれ30名ほど参加して下さいました。
とにかく、今やれることを
僕が憧れたのは、沢山の方が参加する講演会やセミナーの開催。
でも、当然そんなことはできません。
そこで、「今自分が持っている力で何ができるか?」を考え、3つ実行しました。
確かに規模からすると、目標から程遠いです。
「たった一人しか参加しない勉強会をやって、何の意味があるの?」と笑われるかもしれません。
だけど、参加者が一人だろうと、無料だろうと、実は「意識と行動で人生は好転するということを伝える」ということが出来たんです。
これは、本当に大きな一歩でした。
90回以上のセミナー・講演会等を開催
その後、約4年で約90回のセミナー・講演会を開催しました。
初期は800円位の参加料でしたが、徐々に上げていき、念願の東京セミナーも満員御礼となりました。
1,000冊以上の自己啓発本・ビジネス書を読んできたというのもあり、月刊誌「Leaf」で、17ヶ月間書評連載を担当。
僕がオススメの本をセレクトし、自作POPを付けて書店に並べて頂くというイベントもさせて頂きました。
場所は大垣書店イオンモールKYOTO店・アバンティブックセンター京都という、京都でもかなり大きな書店です。
活動の一覧は、下記に載せています。
改めて見ると、「よくここまでやったなぁ」と思います。
こんな感じで、とにかく行動し、実績を作ることを考え、採算度外視で行動を続けました。
もちろん平日日中は弁護士業で忙殺されていたので、時間も体力も大変でした。
忙しすぎて「やってられない」と思ったこともありました。
ただ本業があったからこそ、採算度外視で行動できたのも事実です。
そして何より、「夢に向かっている」という高揚感・充実感があり、「自分の人生を生きている」という確かな手応えがありました。
弁護士をしている時の自分と、セミナーや講演をしている時の自分は、まるで別人。
「これが、本当にやりたいことをやるっていうことか」と身を持って理解しました。
2015年1月に独立
丸7年勤務して、独立しました。
元々僕は、「独立なんて絶対ムリ!」と思っていました。
そんな僕が、なぜ独立に踏み切れたのか?
それについては、また次回お話しします。
初回無料のコーチング
もし「仕事が辛い」「移籍を考えてる」「他の仕事も考えてる」といった方がいらっしゃいましたら、コーチングもオススメです。
移籍も選択肢の一つ
弁護士自体は嫌じゃないけど、事務所が合わないという方は、移籍もオススメです。
「小さく始めなさい」という教えに従い、セミナーや講演活動を始めました。
目標の規模には遠く及びませんが、「今自分が持っている力で何ができるか?」を考え行動を続けました。
本業の弁護士業があり大変でしたが、「自分の人生を生きている」という確かな手応えがありました。