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コーチングをビジネスにする難しさ【僕がコーチ業を縮小した理由】

reo7a
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この記事では、

・これからコーチングを仕事にしていきたい

・コーチングの仕事を始めたけど、伸び悩んでいる

そういう方に向けて、「コーチングをビジネスにする難しさ」についてお話します。

先に結論を言うと、コーチング単独でビジネスにすることは、不可能ではありません。実際に実現している方も知っています。

ただ、簡単ではありません。というか、相当難しいと思っています。

もちろん「収入は目的にしていない」という方は、それで良いんです。

ただ「仕事にしていきたい」のであれば、今回お話することを知っておいて損はないはずです。

「多くの方に、コーチとして長く活動して頂きたい」という想いで、書かせて頂きます。

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僕の経験

以前、僕がコーチングを学ぼうと思った理由から、CTIジャパンで資格を取得するまでの軌跡をご紹介しました。

僕がコーチの仕事を始めたのは、2015年2月。

ありがたいことに、順調にクライアントは増えていきました。

しかしある時期をピークに、コーチング事業は縮小させました。

なぜなら、コーチングをビジネスにする難しさを痛感したからです。

ピーク時の収入

2016年には、10名前後のクライアントと契約させて頂き、最高時は月20万円以上の収入がありました。

これからコーチ業を始める、あるいは始めたての方にとっては、「月20万円以上」と聞くと「凄い」と思われるかもしれません。

ただ、冷静に考えて下さい。

月20万円というのは、年収240万円です。

確かに、副業なら十分な数字です。

ところがコーチ専業となれば、かなり厳しい数字です。

コーチが収入を増やす方法

マーケティングでよく言われる話ですが、売上というのは、次の計算式です。

顧客数×単価×回数

月20万円の売上を得るには、次のような方法が考えられます。

・クライアント40名×1回5,000円×月1回

・クライアント20名×1回5,000円×月2回

・クライアント20名×1回1万円×月1回

・クライアント10名×1回1万円×月2回

・クライアント10名×1回2万円×月1回

・クライアント5名×1回2万円×月2回

これを見て、「簡単」と思われますか?

僕も実現できたので「不可能」ではありませんが、決して「簡単」とは思いません。

なぜなら、クライアント1名と契約するのも簡単ではありませんし、一定のクライアント数を維持し続けることも簡単ではないからです。

月30万円(年間360万円)の収入を得ようと思えば1.5倍、月40万円(年間480万円)の収入を得ようと思えば2倍の数字が必要です。

これを「難しくない」と思うのであれば、コーチングを専業にできる可能性は高いです。

ただ僕は、「かなり難しい」と思います。少なくとも、かなりの努力が必要だと思います。

年収480万円でも、厳しいかも

仮に月40万円(年間480万円)を得ても、他に収入がなければ厳しい数字ではないでしょうか?

月30万や40万というのは大きな数字に見えますが、ここから税金を支払いますし、フリーランスなら、経費は自己負担で、ボーナスも退職金も福利厚生もないからです。

ただもちろん、ライフスタイルにもよりますし、「全く生活できない金額」ではありません。

一度、「どれくらいの年収が必要か」を考えてみて下さい。

必要とする年収と、それを実現できる可能性のバランスで、コーチ専業にできるかどうかは変わってきます。

セッション数にも限界がある

コーチ専業の場合、主な収入源はセッションです。

セッションをすれば報酬が入りますが、しなければ報酬はゼロ。

つまり、コーチが働き続けなければなりません。

当然、時間や体力の限界があります。

1時間のセッションで1万円頂ければ、時給は相当高いです。

ただ1日8時間を週5で行うことは、体力的にも、クライアント数的にもムリでしょう。

つまり、実施できるセッション数は限られてくるわけです。

ということは、自ずと収入にも限界があります。

総括

結局のところ、

「クライアントと契約して、セッションを続ける大変さの割に、専業にするには十分な収入が得られない」

これが、コーチングをビジネスとして成立させる難しさだと考えます。

僕は月20万円を超えた辺りで、やっとこれに気付きました。

その結果、「このまま走り続けるのは難しい」と考え、コーチング事業を縮小させました。

その後は、「コーチングは事業の一つ」と捉えるようにしました。

もちろんこれは、手を抜くという意味ではありません。

コーチとして一生懸命発信して、クライアント募集を頑張るスタイルを止めた、ということです。

最後に

「これからコーチングの仕事を育てていきたい!」という方には、少々ネガティブな話に聞こえるかもしれません。

ただ、仕事として考える以上は、「ビジネスとして成り立つのか?」「成り立つには、どういう条件や行動が必要か?」ということは、考えなければなりません。

コーチングは、人生を変える力を秘めた、本当に素晴らしいものです。

ただそこに目がくらんでしまうと、せっかく始めたコーチの仕事を、続けられなくなるかもしれません。

もっとも、コーチとして生きる方法は「専業」だけではありません。

コーチに関連する複数の仕事したり、全く違う仕事を並行して行うスタイルも可能です。

これについては、またお話しします。

ちなみに、コーチ業を中心にしながら、事業として十分成り立たせている方もいらっしゃいます。

例えば僕がコーチング分野のメンターと慕う赤木広紀さんは、20年のキャリアをお持ちです。

20年前と言えば、コーチングは今よりずっとマイナーな存在です。

その頃からコーチングを中心に生計を立てていたのは、驚異的です。

赤木さんは、「コーチのコーチ」としても活動されていますので、興味がある方は受けてみて下さい。

まとめ

「これからコーチングを仕事にしていきたい」「コーチングの仕事を始めたけど、伸び悩んでいる」、そういう方に向けて、コーチが収入を増やす方法を解説した上で、ビジネスにする難しさをお話しました。

少々ネガティブに聞こえるかもしれませんが、仕事にする以上は、抑えておいて頂きたいと思います!

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Reo
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パラレルワーク弁護士
弁護士(16年目)|「人・企業・モノの魅力を伝えたい」という想いから、HP・動画・チラシ・パンフレットの制作、ライティング、コーチング等も行うフリーランス|士業の専門用語も理解できますのでスムーズにご依頼いただけます|士業からのご相談は無料|士業向けHP:https://office.reo7a.com|
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