他事務所に合流するけど、それでも一度一人で独立して良かった?

僕は2007年に弁護士登録(60期)し、2015年に独立。
独立後は、弁護士1名・事務員1名という体制で仕事を続けてきました。
そして近日中に、他の法律事務所に合流します。
- 結局合流するなら、一人で独立した意味なくない?
- 一人で独立したのは失敗だったってこと?
- 一人で独立したの後悔してる?
そう疑問に思う方もいるでしょう。
僕は人生という「ドキュメンタリー」をブログに残してきたので、その疑問にお答えします!
結論
一人で独立して良かったです!
強がりでも虚勢でもなく、一点の曇りなくそう言えます。
過去にタイムスリップできても、他の選択肢を選ぶことはありません。
今回合流するのは、2015年のあの時、他事務所に移籍したり、他の弁護士と共同で事務所を設立するのとは訳が違います。
なぜ一人で独立して良かったのか?
「自由が手に入った」ということに尽きます!
「どんな自由が欲しいか?」というのは、人それぞれ。
僕は、2つの自由が手に入ったのは大きいです。
- 環境の自由
ー(事務員はいますが)一人で働ける
ー働く場所・家具・道具を自分で決められる - 意思決定の自由
ーやりたくない仕事は自分の判断と責任で断れる
ー何かを始める・止める時に誰の許可も判断も要らない
ー思い立ったら、自分のペースでどんどん進められる
僕はHSPという繊細な気質を持っているのもあり、環境は超大事。
「誰かと一緒に働きたい」とか「ワイワイしながら働きたい」という欲求はゼロで、「一人が最高」です(人それぞれなので、あくまでも「僕は」という話です!)
また、弁護士以外の業務をやるために独立したので、意思決定やスピードが制限されなかったのも大きいです。
この自由は、一人だったからこそ最大化できたと思います。
そしてその自由の中で約7年過ごせたからこそ、弁護士以外のスキルを磨き、多くのことにチャレンジし、弁護士以外の仕事で一定の収益を上げられるようになりました。
そして他事務所に合流することで、その流れを加速できると確信できるところまで来たわけです。
この約7年間は、僕の人生にとって不可欠なピースでした。
ですから、「他事務所に合流する」という結論だけを見て、「最初からそうすれば良かった」とは微塵も思いません。
目に映る全てが希望に見えた
上記以外でも、「一人で独立する」というのは純粋に楽しかったですし、良い経験でした!
- 納得のいく物件を選ぶ
- 憧れの「USMハラー」で家具を一式揃える
- いつか欲しかった「カリモク60」のソファを買う
- カフェ風の照明で統一する
- 自分のお金で人を雇う
- 自分の名を冠した事務所を構える
- 名刺や封筒にもこだわる
- 憧れのMacで仕事をする
- 独立したことを色んな人に伝える
その全てが素晴らしい経験で、とんでもない高揚感がありました。
「自己肯定感が低く、ネガティブで、物事を決めるのが苦手だった自分が、こんなことができるようになったんだ!」と感慨深いものがありました。
大好きなバンド175Rの「空に唄えば」の歌詞、「目に映る全てが希望に見えた」という表現がピッタリです。
こう書くと「あの頃は良かった」みたいに聞こえますが、それも違います。
今思えば、甘い部分もたくさんあって、良くも悪くも「若かった」です。
あの頃とは随分価値観も違うので、今同じことをしたいとは思いません。
今やりたいことは、全然違います。
そう思えるのも、この約7年間で「十分やったからこそ」だと思います。
もちろん、世の中には前向きな独立ばかりではありません。
その意味で、僕は恵まれていました。
最後に
独立すれば人生が好転するとは限りませんし、独立しなくても、一人事務所でも、共同事務所でも、幸せな人は幸せです。
自分と対話することで、自分が本当に望むものを見つける。
それを実現するために、全力を尽くす。
それこそが、「人生を好転させる鍵」だと思います!
まとめ
2015年に一人で独立しましたが、近々他の事務所に合流します。
この結論を見ると、
・一人で独立した意味なくない?
・一人で独立したのは失敗だったってこと?
・一人で独立したの後悔してる?
そういう素朴な疑問も湧くと思うので、真正面からお答えしました!
何かの参考になれば嬉しいです!