CTIでコーチング資格を取得した全軌跡を解説!

僕は、2015年1月からCTIジャパン(現株式会社ウエイクアップ)のコーチングプログラムを受け始め、2016年8月に米国CTI認定CPCCを取得しました。
・コーチングに興味がある
・どこでコーチングを学ぶか迷っている
・コーチング資格を取るのって大変なの?
そういった方の参考になればと思い、コーチングを学ぼうと思った理由から、説明会~資格取得までの軌跡を書きました。
あくまでも1つのサンプルですが、参考になれば嬉しいです!
※プログラムは当時の名称・内容、費用は受講当時を基準に記載しています。
なぜコーチングを学ぼうと思ったのか?
「コーチング」というものを知ったのは、何かの本がきっかけだと思います。
すぐに学び始めることはなかったのですが、セミナーや個人コンサルのような活動をしていくうちに、
・肩書を持つこと
・体系立ったスキルを身につけること
これが必要だと感じました。
我流では限界があるし、きちんとしたプログラムを受けた方が、能力が上がると思いました。
また、コーチは国家資格ではないため、いきなり「コーチ」と名乗れます。
だからこそ、仕事にするなら「きちんとした肩書」が必要だと思いました。
2014年5月:学ぶことを一旦断念!
コーチには統一的な資格はなく、様々な団体や個人が、様々なコーチングを提供しています。
ですから、一体どこで学ぶべきか分かりませんでした。
そこで、後に僕のコーチとなる大下千恵さんに、「どこで学ぶのがいいですか?」と尋ねました。
(当時、気軽に聞けるコーチの知り合いは大下さんくらいでした)
その時初めてCTIを知るわけですが、HPでプログラムを見ると、平日に通う必要があり、全部受けると100万円以上掛かることが判明。
当時は法律事務所に勤務しており、平日に休むことはまず無理でした。
そのため、コーチングを学ぶことは一旦断念。
2014年11月:ようやく説明会へ!
その後、独立することにしました。
独立後は本格的にコーチングを学ぶつもりだったので、ようやく重い腰を上げて説明会へ行きました。
プログラムは、基礎コース/応用コース/上級コースに分かれています。
1つずつ申し込むことも出来ますが、僕は全て一括で申し込みました(一括の方が安い)。
一括で申し込むのは勇気がいりますし、他の機関の説明会には行かずに決めました。
僕がCTIに決めた理由は、
・大下千恵さんがCTIで学ばれていたこと
・CTIは、国際コーチ連盟が認定したプログラムを提供しているという信頼(日本ではCTIを含めた3社しか認定されていない(2016年7月現在))
・説明会で聞いた内容が、自分に合っていると思ったこと
・「どこで学ぼうと最後は自分次第」と思っていたので、一定水準以上のプログラムであれば問題ないし、その水準はきちんと満たしていると感じたこと
・早く学びたかったこと
2014年12月:コーチングを受け始める!
コーチになる以上はコーチングを受けるのは当然だと思っていたので、大下千恵さんにコーチをお願いしました。
時折、コーチを目指しているのにコーチを付けていない方がいます。
僕からすると、パスタを食べたことのない人が、パスタ屋さんをやろうとしているのと同じです。
クライアントの気持ちも分からずに、コーチになるのはオススメしません。
コーチを目指すなら、必ずコーチを付けましょう!
2015年1月:基礎コース受講!
大阪で2日半受けました(金曜午後、土日終日)。
会社の費用で参加されていた方も複数おり、内心、対抗心を燃やしていました(笑)
基礎コースを終えたら、コーチとしてクライアント募集するつもりでした。
ですから基礎コース中は、「学べることは学び尽くす」という意識で、実戦を想定して質問しまくりました。
周囲からは、
「必死やな~」
「細かいな~」
「真面目やな~」
そう思われていたと思いますし、失笑を買っていたのは自覚しています…。
ここは、「どこに目標を置いているか」の違いだと思います。良し悪しではなくて。
2015年1月25日:コーチ宣言!
元々は、2月になってからコーチ業開始宣言をするつもりでした。
でも1月25日、基礎コース最終日の帰りの電車でFacebookにて宣言しました。
コーチングを学ぶ理由は、
・僕のようにコーチ自体を仕事にしたい人
・スキルの一つとして仕事に取り入れたい人
・コミュニケーションスキルを上げたい人
それぞれです。
僕の場合は、「仕事にする」という目標が明確だったので、早い段階でクライアント募集ができました。
「よく基礎を終えた段階で募集できたなぁ」と思うかもしれませんが、CTIの場合は、「こういうやり方でやりなさい」という縛りはありません。
ですから、足りない部分は自分流で十分補えると思ったわけです(実際そのとおりになりました)。
ただこの時点では、クライアント募集ページや契約書なども作っていませんでした。ただこれについては、順次やっていけば間に合うと判断。
この段階では、「この人はコーチングをやってる人なんだ」という認知度を上げ、一人でも多くの方にコーチングセッションを提供することが最優先でした。
そのため、初回無料のサンプルコーチングという形で始めました。
2015年1月26日:初のコーチングセッション!
コーチ宣言翌日、初めて対外的にコーチングを行いました。
2015年8月25日:コーチング100時間達成!
2015年9月:応用コースまで終了!
基礎コース1回、応用コース4回、合計104時間の研修を終えました。
基礎コースだけは金曜午後、土日終日の2日半ですが、応用コース(4回)は、金土日いずれも終日の3日間。
長いと思われるかもしれませんが、実践型のトレーニングなので、ずっと机に座って講義を聴くみたいな退屈さはゼロです(机すらありませんから!)
ただ、3日間のプログラムに参加するのは、かなり大変でした。
土日は良いとしても、金曜日に仕事を休む必要があります。
そしてプログラム中は、かなり体力を使います。
僕の場合、会場まで片道2時間位掛かりましたし、終わるのは18時とかです。しかも、初日か2日目の夜に、実際に外部の方にコーチングをするという宿題も出されます。
応用コースの1回目は自宅から通いましたが、2回目以降は、会場近くのホテルに泊まりました。それくらい、僕にはしんどかったです。
コースでは、コーチングスキルを学ぶんだと想像されると思います。
もちろんそれもありますが、コーチングを「受ける」という時間も多いため、コースを受講する度に自分のことを深く知り、人間として成長します。
コース中に涙を流す方も多いですし、僕も一度泣きました。
例えばこれなんかは、応用の「フルフィルメントコース」を受けて気付いたことです。
2015年11月10日:上級コーススタート!
上級コースは、約半年に及ぶ長丁場。
基礎・応用は10~20人程度が会場に集って行いますが、上級はリーダー1名と受講者9人でSkypeで行います。
毎週のように平日19:30から何らかのプログラムが入り、本当にしんどかったです。
会社で受ける方、自宅で受ける方、あるいは出張先で受ける方、色んな方がいました。
課題も結構出るので、まぁ大変でした。
ただ応用よりもさらに深い内容で、コーチとして生きるために様々なことを学びました。
上級コース受講のためには、有料クライアント5名と契約し、コース中それを維持する必要があります。
僕は基礎コース終了後からコーチングを続けていたので、この条件は簡単にクリアできました。
ただ、上級に入って初めて有料クライアントを集める方もいらっしゃり、大変そうでした。
ただこの厳しさこそが大切ですし、なせばなります!
2016年8月3日:口頭試験!
CPCC資格取得の最後の関門が口頭試験です。
試験官に対して実際にコーチングを行い、合否が決まります。
コーチングテーマは当日試験官からリアルテーマを聞かされるので、ぶっつけ本番です。
さすがにこれは緊張しました。
試験を受けるには、100時間のコーチング実績が必要です。
僕は問題ありませんでしたが、クライアントは居てもセッションをする時間がなかなか取れず、クリアするのに苦労する方もいると思います。
2016年8月18日:CPCC合格!
2016年8月25日:Next Stage Coachingリリース!
資格を取得したところで、CTIが提供する「コーアクティブ・コーチング」を極めたわけもなく、ようやくスタートラインに立ったくらいの話です。
ただ僕は、資格取得のタイミングで、やりたかったコーチングを提供することにしました。
その後
基礎コース終了から3年で、440時間以上のコーチングを提供しました(それ以降は数えていません…)。
一時はコーチ業を大きくしようと努力していましたが、色々考えて、徐々に縮小しました。
その理由は、下記記事でお話ししました。
振り返って
基礎コースの2日半、応用コース(4回)の各3日間、上級コースの半年間は、時間の捻出も体力的にもしんどかったです。もう受けたくないです(笑)
特に僕はせっかちなので、早く終わらせたい気持ちも本当に強かったです。
ただ、得たものはとてつもなく大きいです。
コーチングのスキルはもちろん、まだ見ぬ自分にも出会いました。
振り返って僕が一番幸運だったのは、基礎コースで赤木広紀さんに出会えたことです。
赤木さんはアシスタントとして参加されていたのですが、駆け出しコーチの僕に何度もアドバイスを下さり、僕がコーチとして生きていく上での極めて重要な方向性を示して下さいました。
コーチとして活動したいのであれば、「この人!」というメンターを持っておくと非常に強いです。
長くなりましたが、これが全ての軌跡です。
気になる部分や疑問が湧く部分は人それぞれだと思いますので、何かありましたらご遠慮無くContactからメッセージください!