あなたの「行動できない理由」は言い訳?それとも分析?
人生を変えるのは、「口動」ではなく「行動」。
僕は常々、「行動しましょう!」と言っています。なぜなら、人生を変えるのは「口動」ではなく「行動」だからです。
- どれだけ大きなことを言っても。
- どれだけヒソヒソ話をして群がっても。
- どれだけ居酒屋で持論を振りかざしても。
- どれだけ人を非難・批判・批評して一時の優越感に浸っても。
口を動かしているだけでは人生は変わりません。否、口ばかり動かしていると余計に変わりません。
でも僕は、行動することが「簡単」だなんて微塵も思っていません。
行動できない(しない)事情。
実際、色々な事情がありますよね。
例えば…
- 毎日遅くまで働いているから時間がない。
- 家庭があるから自分のことをやっている場合じゃない。
- 何かを学ぼうにもお金がない。
- 自信がない。
- やり方が分からない…etc
僕も行動できない(しない)時期が長かったので、本当によくわかります!ですからそういう事情を無視して、「やればできる!」「気合が足りない!」などと根性論を振りかざすつもりはありません。
でも、是非意識して頂きたいのは、
「分析と言い訳は違う」
ということです。
つまり、例えば同じ「時間がないから行動できない」と言っている人でも、それを「分析」として言っているのか、「言い訳」として言っているのかは大違いです。
「分析」と「言い訳」の違い。
「分析」は、課題を解決するために、問題の本質をハッキリさせる作業です。必ず解決策とセットになっていて、ベクトルは解決に向いています。
他方で「言い訳」は、現状維持するために、自分を正当化する作業です。解決策とセットになっておらず、ベクトルは現状維持に向いています。
「○○があるからうまくいかない。じゃあ、どうすれば解決できるだろう?」
これが分析です。
「○○があるからうまくいかない。だから、仕方じゃん。」
これが言い訳です。
何か行動できない(しない)事情が頭に浮かんだら、それが分析なのか言い訳なのか、自分に正直に観察してみてください。
「分析できる人」は、問題の本質をハッキリさせる。
「毎日帰宅したら21時回っていて、行動する時間が無い」という事情を例にすると、こんな感じです。
- なぜ毎日21時を回るんだろう?
- そもそも行動って、何をしようとしているんだろう?そのためにどれ位時間が必要なんだろう?
- 行動しないのは、本当に時間が問題だろうか?実は周囲の目や失敗を恐れているのではないか?
- 完璧に準備しようとしてないか?
問題の本質がハッキリしたら、次は解決策を考えます。
仮に、やはり時間不足が問題の本質で、1日30分確保できれば行動できると分析できたとします。その場合、こんな感じで解決策を考えます。
- 仕事を効率化できる部分はないか?
- 上司より先に帰りづらいから残業する日があるけど、それって考え方を変えれば良いのでは?
- 朝の時間を使えないか?
- もっと部下に任せられる部分がないか?
- 定期的に有給を取れないか?半休でもムリか?
- 通勤中のスマホゲームをやめたら良いのでは?
- SNSを見る時間を減らせば良いんじゃないか?
このようにして、分析できる人は行動を阻む課題を次々に解決し、行動を加速していくわけです。
これは、PDCAサイクルそのものです。
PDCAには色々解説の仕方がありますが、
[box]1.Plan(計画):行動できない問題の本質をハッキリさせ、解決策を考える。
(例)時間がないことが原因だから、通勤電車ではSNSやゲームを止めてスマホでブログを書こう!
2.Do(実行):解決策を実行する。
3.Check(評価):解決策の実行が、計画に沿っているか評価する。
(例)平日5日のうち3日はできたけど、2日はできなかった。できた3日についても、集中できてなかった。
4.Action(改善):計画に沿っていない部分を改善/計画そのものを見直す
(例)SNSのアプリを消そう/通勤中は効率が悪いので、やはり30分早く起きてブログを書こう![/box]
これを見ていただければ分かると思いますが、行動を阻む課題を解決すること自体が、行動になっています。つまり、行動を阻む課題を解決しようとするその行動こそが、人生を変える行動になるわけです!
他方で言い訳する人は、「毎日21時に帰ってクタクタ。こんなに仕事を振る会社が悪いんだから仕方ない」。そうやって問題の本質に目を向けず、解決策も考えず、行動しないことを正当化するわけです。
まとめ
- 行動できない(しない)事情が頭に浮かんだら、分析になっているか・言い訳になっているかを意識して下さい。両者のポイントは、ベクトルが解決に向いているのか、現状維持に向いているのかです。
- 言い訳モードになっていたら、分析モードに切り替えて下さい。解決につなげようと意識するわけです。
- 分析モードに切り替えたら、まず問題の本質をハッキリさせてください。実は、問題は自分が思っていたのとは違うところにある場合も多いです。
- 問題の本質がハッキリしたら、思いつく限り解決策を考えて、どんどん試して下さい。その行動こそが、人生を変える行動です!
- PDCAの繰り返しで、課題は少しずつ解決し、その過程でどんどん行動力が付いていくでしょう!
この本は、PDCAを使いこなすためのノート術が分かりやすく解説されています。