好きなことを好きなようにやっても、好きは仕事にならない。
「好きを仕事にする」と決めて、約10年。
まだまだ道半ばですが、ある程度形になりました。
ただその道は平坦ではなく、大いなる勘違いもしました。
その一つは、「好きなことを好きなようにやっていれば、いつか好きなことが仕事になる!」という勘違い。
恥ずかしながら、勘違いだと気づくまでに何年も掛かりました…。
みなさんに同じ失敗はして欲しくないので、この勘違いについてお話します!
これまで、1,000冊以上の自己啓発本・ビジネス書を読んできました。
その手の本には、「好きなことをやりなさい」と繰り返し書かれています。
そして「思いもよらない偶然で人生は変わる」といったことも書かれています。
これはもちろん、今でも真実だと思っています。
ただ僕は表面的に理解して、
- 嫌なこと
- 気の乗らないこと
- どっちでも良いこと
これらを徹底的に排除して、とにかく好きなことを、好きなようにやっていました。
もちろん、ダラダラ過ごすとか遊び回るとか、そういうことではありません(当然、仕事もしていました。)。
ブログを書いたり、本を読んだり、セミナーを開催したり、「情熱の湧くこと」をやっていました。
ただ一番の問題は、そこに何の戦略もなかったことです。
何の戦略も持たず、「好きなことを、好きなようにやっていれば成功する」と思っていただけ。
もっと言えば、「嫌なことをやると成功しない」とさえ思っていました。
「好きを仕事にする」とは、「好きなことで収益を得る」ということ。
ですから、「どうマネタイズ(収益化)するか」という戦略が必須。
短期的な収益化というよりは、中長期的な収益化戦略です。
目的地をある程度決めて、そのためにはどういう手順が必要で、そのために今自分は何をすべきか、という戦略です。
いつか起こるかもしれない、映画のようなサクセスストーリーを待つだけじゃダメです。
もっともっと地味で、地道で、泥臭い行動が必要なんです。
- 音楽が好きだから、ひたすら音楽を聴く
- ファッションが好きだから、ひたすら服を買う
- スポーツが好きだから、ひたすらスポーツを観る
趣味ならそれで良いです。
だけど好きを仕事にするなら、無策はNGです。
そこで得られる知識や経験を、どう収益につなげるのか。
好きだからこそ湧き出る情熱を、どう収益につなげるのか。
そうやって日々考え続け、実際に行動に移すことが不可欠です。
大した努力もせず、気の向いたときに、自分が心地よいやり方で、人のアドバイスに耳も貸さず、好きなようにやっても上手くいきません。
そう言う僕は、それを全く理解していませんでした…。
まとめ
僕は何年も、「好きなことを好きなようにやっていれば、いつか好きなことが仕事になる!」と勘違いしていました。
だけど「好きを仕事にする」ためには、好きなことを好きなようにやっちゃダメです!
同じ失敗はして欲しくないので、これについてお話しました。