ネガティブな人は「どうして」をやめて「どうすれば」を口癖にしよう!

口癖を変えると人生が変わる。
あなたは、ネガティブな性格に悩んでいますか?
ネガティブな人は、延々と考えてしまいがちです。そしていつの間にか良くない方向に考えてしまい、ズーーーンとなります。何を隠そう、僕自身が筋金入りのネガティブな人間ですから、その気持はよーーーく分かります。
「ポジティブ・シンキングをしよう」とか「深く考えないようにしよう」とか、本も何冊も読みましたし、色々試しました。でも、どれも効果は薄かったです。ところが、ある方法を採るようになってから劇的に変わりました。
それは、「口癖を変える」ということです。
これは、
- 口に出す言葉を変えるという意味
- 頭の中で発する言葉を変えるという意味
どちらもあります。
口癖をどう変えれば良いのか?
それは、「どうして?」を「どうすれば?」に変えるということです。
「え!?そんな単純なこと!?」と思うかもしれませんが、これが劇的な効果を生みます。
ネガティブな人は、「どうして?どうして?」と頭の中で繰り返し自問します。
・どうして私は仕事ができないの?
・どうして私は自信が持てないの?
・どうして私は上手くいかないの?
こんな具合に。
そもそも問いが「○○できない」「○○がない」という否定形です。「『○○できない』『○○がない』、それって何で?」という設定なので、ダメなところ探しにしかなりません。
しかもネガティブな人は、往々にして「自分はダメだ」という前提を持っているので、「自分のこういうところがダメだからだ」という答えを出します。
結局、「どうして?」という問いからは、ポジティブな答えは出てこないんです。
「どうすれば?」に変えた途端、思考は180度変わる!
・どうして私は仕事ができないの?→どうすれば仕事ができるようになるかな?
・どうして私は自信が持てないの?→どうすれば自信が持てるようになるかな?
・どうして私は上手くいかないの?→どうすれば上手くいくかな?
出だしを「どうすれば」に変えるだけで、一気に問題解決モードに変わります。
人間の頭は、問いを立てると答えを探すようになっています。つまり、思考の流れは、問いによって決まるということです。ですから、「どうすれば?」という問いで問題解決の方向に思考を流してしまえば、自然と答えを探すようになるんです。
例えば…
[box]どうすれば仕事ができるようになるかな?
→そもそも仕事ができる状態って何だろう?
→まずはミスを無くすことかな
→どうしてミスを起こすんだろう?
→優先順位がわからなくなってるからかも
→優先順位をしっかり決めるようにしよう[/box]
こんな具合です。途中で、「どうして」が出てきましたよね。でも「どうやって」の途中に出てくる「どうして」は、自分を責める「どうして」ではなく、解決に向けた原因分析なので問題ありません。
うっかり自分を責めそうになったら、「いやいや、それって本当に原因なの?」と客観視してください。
過去思考の「どうして?」vs未来志向の「どうすれば?」
「どうして?」は、意識が過去に向いています。過去を向いて、自分のこういうところがダメだ、ああいうところがダメだって悩んでいる状態です。
他方「どうすれば?」は、意識が未来に向いています。
「どうして」の後は、否定形が基本です。ですから答えもネガティブになります。
「どうすれば」の後は、肯定形が基本です。ですから答えもポジティブになります。
一説によれば、人間は1日に約6,7万回も思考しているそうです。ですから、どういう方向に思考を流すかということは、人生に大きな影響を与える大問題です。
そしてその流れを決めるのが、「口ぐせ」です。
まとめ
ネガティブな性格に悩んでいる人は、「どうして?」という口ぐせを「どうすれば?」に変えてみてください。そうすることで頭は問題解決のスイッチが入り、自然と答えを探すようになります。そうなれば、もう意識は過去ではなく未来に向いています。
追伸
正直僕は社会人になって数年経つまで、口ぐせを意識するという発想すらありませんでした。そんな中で佐藤富雄さんの本に出会い、雷に打たれたようなショックを受けました。