HSPがネガティブ・マイナス思考と言われる理由と対処法を解説!

「ネガティブ」や「マイナス思考」との上手な付き合い方!
昔から僕は、「ネガティブ」や「マイナス思考」と言われ続けてきました。
自分でもそう思ってきましたし、しんどいです。
そこで「ポジティブ思考」になるために、沢山の本を読みました。
ワークをやったり、「良かったこと日記」を書いたりもしました。
でも、全然治りませんでした。
僕はずっと、「ネガティブ」「マイナス思考」は根本から治せると思っていたんですよね。
だから治らないのは、「やり方が悪い」、そして「自分が悪い」と思ってました。
でも僕がネガティブ・マイナス思考なのは、HSPの影響が強いと分かって変わりました。
HSPは、先天的な気質です。
だからHSPの影響を受けたネガティブ・マイナス思考は、根本から治ることはありません。
やるべきことは、
「根本から治すこと」ではなく、
「上手に付き合うこと」だったんです。
そこで今回は、
・ネガティブ・マイナス思考になる理由
・僕なりの上手な付き合い方
をご紹介します!
※HSPにもタイプや個人差があり、後天的な性格・環境が絡んでいることもあります。
あくまでも、個人的な考え・解釈としてお読み下さい。
HSPについての解説はこちら。
https://reo7a.com/2019/11/07/hsp-no1/
HSPは、とにかく色々考える!
HSPは一つの出来事に対して、深く、色々考えます。
例えば誰かに、「この『話し方の本』凄く良かったから、ぜひ読んでみてよ」と勧められたとします。
非HSPだと、
・とりあえず買ってみる
・興味が無くても、「今度見てみますね〜」と社交辞令を言う
こんな対処が出来るでしょう。
ところがHSPは、
・どれくらい本気で勧めてるんだろう?
・読んでみて面白くなかったら、どんな感想を言えば良いんだろう?
・ここで「読んでみます」と約束して、果たせなかったらどうしよう?
・話し方の本を勧めるってことは、自分の話し方で不快にさせたんだろうか?
ほんの一瞬で、こんなことをバーっと考えます。
こういうことを常にやっているので、そりゃあマイナス思考とかネガティブって言われますよね。納得。
なぜ、そんなに色々考えるのか?
HSPは、「こういう可能性も、ああいう可能性もあるよね」っていうシミュレーションを、いわば自動的・反射的に行うからです。
大小問わず膨大な情報を受け取るので、色んな可能性が「見えてしまう」わけです。
決して、「見よう」としているわけではありません。
嫌でも「見えてしまう」んです。
「見えてしまう」以上、気にしないわけにも、考えないわけにもいきません。
これは良し悪しではなく、「そういうものだ」と思って下さい。
なぜポジティブなシミュレーションは出来ないのか?
「色んなシミュレーションが出来るなら、ポジティブなこともシミュレーションできるのでは?」と思いましたか?
そもそもHSPの生物的役割は、「環境の変化や危険を素早く察知し、集団を守ること」にあると言われています。
ですから、「多分大丈夫だろ」「なんとかなるだろ」という楽観的なシミュレーションではなく、危険やリスクに関するシミュレーションを行うんです。
運転で言うと、HSPは「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」です。
「だろう運転」は、「誰も飛び出してこないだろう」「対向車はこないだろう」みたいに、楽観的に、都合良く解釈すること。
「かもしれない運転」は、「誰か飛び出してくるかもしれない」「対向車がくるかもしれない」みたいに、悲観的に、慎重に解釈すること。
僕なりの上手な付き合い方をご紹介します!
1.「ネガティブ」や「マイナス思考」に陥る仕組みを知る。
これは、ここまでお話したことです。仕組みが分かるだけで、少し楽になるかも。
2.「ネガティブ」や「マイナス思考」は治らないと諦めて、自分を受け入れる。
HSPは、先天的な気質です。生粋のポジティブ思考にはなれません。
いちいちネガティブ・マイナスなことを考える自分は、「HSPだから仕方ないよね」と受け入れましょう。
自分を責めちゃダメです(他人も責めちゃダメ)。
3.「あ、今考え過ぎてるわ」みたいな感じで、意識的に一呼吸置いて、一歩引いた視点で自分を見る。
4.沢山浮かんだシミュレーションについて、過去の自分の経験などから、「それって本当?」「もしそうなっても、大したことないよね?」という感じで検証してみる。
5.とりあえずリスクの少ない範囲でやってみて、「意外と大丈夫じゃん」という経験(データ)を溜める。
焦らず、一歩一歩トライ!
4と5は、簡単ではありません。
他方1~3は、今すぐにできること。
そして、それだけで結構楽になる方もいると思います。
最初は一連の処理に時間が掛かると思いますが、慣れると早くなります。
先程の「本を勧められた例」でいうと、僕なら「どんな本なんですか?」とか聞いて情報を集めつつ、処理する時間を作ります。
即答しなくたって良いんです。
その過程で、
「なんて返事しようかな」
「この本は興味なさそうだな」
「僕の話し方で不快にさせたわけじゃないんだ」
とか考えられます。
ぜひ、一歩ずつトライしてみて下さい!
HSPにオススメの本!
まとめ
昔から「ネガティブ」や「マイナス思考」と言われ続けてきて、「ポジティブ」になろうとしましたが無理でした。
今思えば、「ネガティブ」や「マイナス思考」はHSPの影響を受けています。
そこで今回は、その仕組みと僕なりの付き合い方をご紹介しました!