HSPが「考え過ぎ」「悩み過ぎ」を武器に変える方法!

今回は、ラジオでお話ししたことを、改めてブログでもお話しします。
あなたがHSPなら、「考え過ぎ」「悩み過ぎ」と言われることが多いのではないでしょうか?
そして「考え過ぎちゃダメだ」「悩み過ぎちゃダメだ」と思って、直そうとしてきた方も多いはず。
僕も長年努力してきましたが、自分はHSPだと知って、「直すのはムリ!」と諦めました。
そして今は、その特徴は「足かせ」ではなく「武器」とさえ思っています。
ただ武器にするには、「ある方法」が必要です。
その方法は、「自分に対する質問を変える」ということ。
そこで今回は、
・つい考え過ぎたり悩み過ぎるところを直したい方
・あれこれ考えてしまって動けない方
・自分との付き合い方に悩んでいる方
そういう方に向け、その特徴を「武器に変える方法」をお話しします。
「考え過ぎ」「悩み過ぎ」は直らない!?
あなたは周囲から、「考え過ぎ」「悩み過ぎ」と言われてきたかもしれません。
だけど自分にとっては、それが普通なはずです。
なんなら、「悩んでる」つもりすら無いかもしれません。
シンプルに、「気になるから考えているだけ」ではないでしょうか?
でも周りから、考え「過ぎ」・悩み「過ぎ」と言われます。
悩みを打ち明けて、ポカンとされた経験もあるかもしれません。
自分が気になっていることでも、周りは大して気にしていません。
それで、「あぁ、自分は考え過ぎ、悩み過ぎなんだな」と認識するようになります。
次第に、「考え過ぎたり、悩み過ぎることは、ダメなことなんだ」と考えるようになります。
そして「考え過ぎない自分、悩み過ぎない自分にならなきゃ」と頑張りますが、全然直らずに落ち込む、という繰り返しではないでしょうか?
でも僕は、HSPは「生まれ持った気質」なので、「考えない・悩まないようになる」というのはムリだと思っています。
「考え過ぎ」「悩み過ぎ」は才能!
実は、考え過ぎる、悩み過ぎるっていうのは、武器であり才能です!
なぜなら、人がそこまで考えない、悩まないことを、深く、時間を掛けて考え、悩むことができるから。
他の人の頭を覗いたことはありませんが、僕は四六時中何かを考えています。
嫌なことを考えるのは辛いですが、考えるという行為自体は、全く苦になりません。
幼い頃から、息を吸って吐くように考え続けてきました。
大切なのは、「この特徴をどう使うか」。
特徴自体を直すのではなく、使い方を工夫する、ということです。
ポジティブなことを考えれば、ポジティブなことを人より考え続けることができます。
ネガティブなことを考えれば、ネガティブなことを人より考え続けてしまいます。
これは、「ポジティブシンキングをしましょう!」という話じゃありません。
HSPは、基本ポジティブシンキングはムリだと思ってます…。
じゃあどうするかというと、「自分に対する質問を変える」ということ。
質問が、思考の方向を決める
これから2つの質問をします。
まず1つ目。
「なぜあなたは、こんなに考え過ぎたり、悩み過ぎるんだと思いますか?」
次の質問です。
「どうすれば、考え過ぎ・悩み過ぎなところを、武器にできると思いますか?」
それぞれの質問に対して、頭の中で考えたことは全然違うはずです。
そう、人の頭というのは、質問されると、その答えを探しに行くようになってるんです。
つまり質問によって、思考の行き先を決められるんです。
ですから、自分に対する質問を意識しましょう。
「自分に対して、良いお題(テーマ)を与える」というイメージです。
分かりやすく言うと、「なぜ」ではなく「どうすれば」という質問をしましょう。
「なぜ」は、思考が過去と現在に向いています。
他方「どうすれば」は、思考が未来に向いています。
「なぜやりたいことが見つからないんだろう」
「なぜ行動できないんだろう」
こう質問しても、
「自分には才能がないからだ」
「あの時○○しなかったからだ」
みたいな感じで、良い答えは出ません。
しかも「やりたいことが見つからない」「行動できない」という前提なので、頭は一生懸命、「見つからない理由」「行動できない理由」を探してきます。
ところが、
「どうすればやりたいことが見つかるだろう」
「どうすれば行動できるだろう」
こう質問すれば、今すぐ答えはでなくても、少なくともそれを探す方向に進みます。
もちろん未来について考える過程で、過去や現在に目を向けることはあります(例えば原因を分析する場合)。
でも行き先は、あくまでも「未来」。
また、時にネガティブなことに思考を巡らせてしまっても、全然OKです。
僕もよく、嫌なことをグルグル考えて抜け出せないことがあります。
そういう時は、ある程度グルグル考えたら、「どうすれば」という質問を向けるようにしています。
ぜひ、やってみてください!
HSPは「考え過ぎ」「悩み過ぎ」と言われることが多いので、「直さなきゃ」と思う方も多いはず。
でもその特徴は、「武器」なんです。
ただ武器にするには、「自分に対する質問を変える」ということが必要。
ぜひ、「なぜ」ではなく「どうすれば」と質問してみてください。