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やりたいことが分からないなら「得たい感情」から考えよう!

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本当にやりたいこと=職業・職種?

「本当にやりたいことを発見する」というのは、多くの人が関心を寄せるテーマです。実際、その手の本・セミナー・ネット情報は無数にあります。

ところが、実際発見できる人・できない人が存在します。もちろん色んな要因がありますが、最近僕が改めて重要だと感じている視点をご紹介します。

それは、「得たい感情から考える」ということです。

本当にやりたいこと=職業・職種ではない!

「本当にやりたいこと」というと、多くの人が「やりたい『こと』」を考えます。つまり、自分がやりたいことは、営業なのか、事務なのか、システムエンジニアなのか、デザイナーなのか、弁護士なのか、料理人なのか、ミュージシャンなのか…といった具合に「職業・職種」で考えるわけです。

でも「本当にやりたいこと」は、「職業・職種」で考えても見つかりません。

もし「本当にやりたいこと」=「職業・職種」ならば、「その職業・職種に就きさえすれば良い」という話になりますよね?

例えば、お菓子職人になりたい人がいるとします。でも、同じお菓子職人でも、どういう場所で、どういう人達に対して、どういうお菓子を作って、どういう人と働くかといった条件には無数のバリエーションがありますよね。

つまり、「お菓子職人になりさえすれば良いという単純な話ではない」ということです。ですから、「お菓子職人になる」(=特定の職業・職種に就く)ということは、「本当にやりたいこと」の大きな要素ではあっても、全てではありません。

もし「本当にやりたいこと」=「職業・職種」だとしたら、その職業・職種が世の中から無くなったら(ロボットに代替される等)、その人が本当にやりたいことはこの世から消えることになります。

今ある職業・職種でも、昔は無かったものもあります。例えばユーチューバーやアプリを作る仕事なんて最近できた職業・職種です。ということは、「本当にやりたいことはユーチューバーです」という人は、YouTubeが無かった時代には本当にやりたいことがこの世に存在してなかったことになります。

結局、「本当にやりたいこと」=「職業・職種」ではないんです!

ですから、「自分がやりたいことはAという仕事?それともB?はたまたC?」というのは、問い自体が不正確なので答えが出ないのは当然です。

それなのにこの問いを延々と繰り返してしまうのが、「本当にやりたいことが分からない人」の一つのパターンです。

じゃあ、本当にやりたいことって何?

本当にやりたいこととは、自分が得たい感情が得られることです。

「自分が得たい感情」というのは、例えば、

  • 自分はこのために生まれてきたと思えるような深い幸福感
  • 何度でも味わいたくなる、たまらない高揚感
  • 「人生はなんて素晴らしいんだ!」と思えるほどの充実感
  • 自分の存在意義が認められたような深い喜び

表現は違えど、おおよそ同じ感情を指しています。こういう感情を得られるものが、「本当にやりたいこと」なんです。そう考えると、職業・職種は、あくまでもその感情にアクセスするための手段に過ぎないことが分かります。

つまり本当にやりたいことというのは、特定の職業・職種の話ではなく、自分が得たい感情にアクセスできるその活動を指すんです(仕事に限りませんし、一つとも限りません)。

あなたが「本当にやりたいこと」を発見するために、やって頂きたいこと。

[box]1.「得たい感情」を考え、言葉で表現してみる。

2.「得たい感情」にアクセスするヒントを考えてみる。

3.「得たい感情」にアクセスする行動を考えてみる。[/box]

1.「得たい感情」を考え、言葉で表現してみる。

あなたが「得たい感情」がどんな感情なのか、考えてみてください。「これからの人生で、その感情を何度も味わえたら最高だな!」と思えるような感情です。過去を振り返って、「あの時みたいな感情」と思い出すのが効果的です。

そしてその感情を、あなたの言葉で表現して下さい。先程お話したことは、あくまでも僕の表現です。ここに時間を掛けすぎず、暫定でもOKです。

ちなみに、「人の役に立った時の幸福感」「必要とされた時の喜び」辺りでは広すぎます。なぜなら、「人の役に立って幸せ」、「必要とされて嬉しい」というのは、誰もが感じる感情だからです。

  • じゃあ、人の役に立つことなら何でも良いんですか?
  • じゃあ、必要とされれば何でも良いんですか?

そう聞かれたら、Noと答えるはずです。ということは、「人の役に立った時の幸福感を得られることが、本当にやりたいことです」というのは、まだまだ絞りきれていない証拠です。

「役に立つ」という切り口なら、どういう人の、どういう役に立って、相手がどうなったら幸せなのかを深掘りして下さい。

2.「得たい感情」にアクセスするヒントを考えてみる。

1で考えた「得たい感情」にアクセスするには、どういう要素(条件)が必要かを考えます。これは、その「得たい感情」に実際アクセスできた経験を思い出すのが良いです。

この時に大切なのは、

  • なぜアクセスできたのか
  • どういう部分が響いたのか

これを深掘りすることです。「あの仕事に就いてた時」「漫画を書いていた時」みたいな広いことではなく、もっと突き詰めて考えるということです。

例えば高校の文化祭でアクセスできた経験があるとします。じゃあ「本当にやりたいことは文化祭です」とはなりませんよね。

大事なのは、「その経験の、どのパーツがポイントだったか」です。

  • 大好きな友達と一緒に一つの物を作り上げたこと?
  • 舞台でバンド演奏をしたこと?(それはスポットライトを浴びたから?バンドメンバーが良かったから?)
  • 自分が作った焼きそばを買ってもらったこと?(それは友達と一緒にお店をやったから?味を認められたから?オリジナルトッピングを考えて好評を得られたから?好きな子と一緒に店番ができたから?)

人に語れるような大層なエピソードである必要は全くありません。人からすれば取るに足らないようなことでも構いません。

3.「得たい感情」にアクセスする行動を考えてみる。

1.自分が得たい感情を言葉で表現できて、

2.その感情にアクセスするヒントが分かりました。

次は「これから」の話です。その感情の一部でも良いので、アクセスするにはどういうことができるか考えてみてください。そして行動して、育てていって下さい。すぐ仕事になるかとか、スキル・経験があるかとか、実現可能性があるかとか、そういうのは考えないで下さいね!

机上でウンウン考えても答えは出ません。トライ&エラーで、小さく行動し続けることで「本当にやりたいこと」の輪郭がハッキリしてきます。

人生を変えるのは、「口動」ではなく「行動」です。

例えば僕の場合。

例えなので、簡略化します。

[box]1.僕が得たい感情は、「『人生って素晴らしい!』と心の底から思えるような充実感」です。

2.アクセスするヒントとしては、書くこと&話すこと、過去の自分のように「悪くない毎日」に悩んでいる人の人生が好転するサポートをすることです。ただ、そのように悩んでいる人であっても、他責の人や高圧的な人のサポートではアクセスできません。「相手が誰か」も重要です。

3.その「得たい感情」を得るために、2を満たすブログを書いたり、セミナーをしたり、コーチングをしたりしています。2と無関係のブログを書いても1にアクセスできないので、それは本当にやりたいことではないわけです。

つまり僕が本当にやりたいことは、特定の職業・職種の話ではなく、1の感情にアクセスできるその活動です。その活動が、時にセミナーだったり、時にブログだったり、時にまた別の活動だったりするだけの話です。[/box]

やりたいことをやり続ける人生。

この原理さえ理解すれば、たとえ今の仕事がロボットに奪われたとしても、何かの理由で職を失ったとしても、常に「本当にやりたいこと」をやり続ける人生を送れます。なぜなら、職業・職種は、アクセスするための手段に過ぎないからです。

「私はこの仕事じゃないとダメなんです!」と固執する必要はなくなるし、それだけ可能性が広がります。

ところで、「なんかあの人色々やってるけど楽しそうだな」っていう人いますよね。周りからすれば「一貫性が無い」とか「何がしたいか分からない」と思われがちですが、実はこの原理を実践しているのかもしれません。要は、得られる感情が大事なので、その手段はそれこそ何でも良いわけです。

まとめ

今まで「本当にやりたいこと」=「職業・職種」だと考えてきた人にとっては180度違う話なので、すぐには理解できないかもしれません。

でも、今までのやり方では見つからなかったのなら、試しに今回ご紹介した3つのことをやってみてください。紙に書き出すのが良いですし、できればコーチや信頼できる人と話しながら深掘りするのがオススメです。

この話が、あなたに届きますように。

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パラレルワーク弁護士
弁護士(16年目)|「人・企業・モノの魅力を伝えたい」という想いから、HP・動画・チラシ・パンフレットの制作、ライティング、コーチング等も行うフリーランス|士業の専門用語も理解できますのでスムーズにご依頼いただけます|士業からのご相談は無料|士業向けHP:https://office.reo7a.com|
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