タイプ分析は「何かをやらないため」じゃなくて「やるため」に使う!

以前、「自分のタイプを知ること」についてこう書きました。
[box]・タイプを知ることは、自分はこういうタイプだから、こういう生き方をすれば良い方向に向かうし、こういう生き方をすれば悪い方向に向かってしまうという「自分の取扱説明書」を得るようなもの。
・でも、自分のタイプを意識するあまり、可能性を狭めたり、許された気になってはいけない。
[/box]Facebookでこの記事をシェアしたところ、とても有益なコメントを頂いたので、それを踏まえて突っ込んだ話をします!
結論は、「タイプ分析は、何かをやらないためじゃなく、やるために使う」ということ!
タイプ分析のマズイ使い方。
凄く単純化します。例えば、「あなたは、創造的なことよりも、与えられたことを着実にこなすタイプだ」と分析されたとしましょう。
まず言えるのは、「創造的なことは向いてないから止めたほうが良い」ということ。
タイプじゃないことをやるのは辛いはずです。イメージ的には、創造的なことが向いている人の二倍努力しても半分の成果しか出ない上に、その努力自体もしんどい状態。
※「向いてなくてもやりたい場合は?」というケースは、複雑になるので触れません。
で、問題なのは、「わたし、創造的なことは向かないタイプなのでやりません。以上!」というパターン。
- 「わたしは『やらない』んじゃなくて、『できない』んです。だから、仕方ないんです。」
- 「わたしは○○タイプなので、皆さんそれを前提に接して下さいね〜よろしく!」
- 「創造的なことはやらなくて良いんだ。ラッキー!」
こういう風になっちゃいます。
これは、タイプ分析のマズイ使い方です。なぜなら、タイプ分析を、「何かをやらないため」に使っているから。
タイプ分析の良い使い方!
大事なのは、「やりません」の先です。
「わたし、創造的なことは向かないタイプなのでやりません。でも、与えられたことを着実にこなすタイプなので、その方面でスペシャリストになります!」
これが大事です。こうやって、「何かをやるため」に使うのが良い使い方です。
タイプ分析は、方向性を決める作業!
[box]「Aは向いてないのでやりません。」
「Aは向いてないのでやりません。でも、Bは向いているのでやります!」[/box]
これは、似ているようで全く違います。
タイプ分析は、「あなたの人生において、有限の時間・労力・お金を、一体何に集中させるべきか?」という方向性を決める作業です。そのために、「何をやらないか」と「何をやるか」をセットで決めるんです。行き先は、あくまでも「何かをやるため」です。
両輪が揃って、初めて威力を発揮します。それなのに、「やらないこと」だけつまみ食いするのは、良い使い方ではありません。
「何をやるか」を決め、その方向に時間・労力・お金を集中させる。そして同時に、「何をやらないか」を決めて、それは得意な人に任せたりチームを組んだりする。それによって、各自が生きてくるわけです!
何かをやらないとは、何かをやることと表裏一体である。
そしてもう一つ。
向かないことに延々と努力することは、人生における大きな損失である。
ぜひこれを意識してみください!
まとめ
タイプ分析の「良い使い方」と「マズイ使い方」をご紹介しました。つい「何かをやらないため」に使いがちですが、大事なのは、「何かをやるため」に使うことです。「やる」と「やらない」はセットであることを意識してみてください!