西野さんのVoicyから考えた「OKな宣伝とNGな宣伝」の公式!
今日の西野亮廣さんのオンラインラジオ「Voicy」のテーマは、
「何者でもないキミが仕掛けるべき正しい宣伝」。
とっても耳の痛い話でした。耳鼻科予約しそうになるほど、痛かったです。
とーーーっても大事な話なんですが、正直まだ理解しきれてません。
そこで、頭の整理も含めて書きます。
※まずは、ラジオをお聞き頂けるとスムーズです(10分です)。
僕なりの要点まとめ
・オフラインだとやらないことを、オンラインだとやってしまう人が多い。
・例えば、いきなり知らんオッサンから「自分の店のチラシ配ってくれ」と言われても、誰も配らない。
これが迷惑行為というのは、誰でも分かる。だから、皆オフラインではやらない。
・ところがオンラインになった途端、いきなり「シェアして下さい!」と宣伝してしまう。
つまり、「オフラインならやらないこと」をやってしまう。
広告効果が無いどころか、周りから人がいなくなる。
・まず信頼を得て、シェアの要求はその後。
・「知らんオッサン」から、「知ってるオッサン」「応援したくなるオッサン」になれ。
・「オフラインでもそれと同じことができるか?」という問いを持っておく。
最初に聞いた印象
「あー、宣伝しちゃってるなー、アイタタタ…」
これが、最初の印象でした。
ただ、特にフリーランスや経営者は、生活と仕事が一体化してる方も多いでしょう。
例えばイラストレーターの方が、「ようやく描けた!」という言葉と共にイラストを上げたら、間接的には宣伝になります。
でも、そのイラストを見て癒やされる人もいるでしょう。
イラストレーターを探していた方にとっては、有益な情報にもなるでしょう。
ブログを書いてツイートしたら、その記事が誰かの役に立つかもしれません。
HPのURL、サービス内容や料金を固定ツイートに置いておくと、依頼を検討する方の役に立つかもしれません。
もし直接・間接の宣伝を一切排除したら、
「今日はご飯を3回食べました。美味しかったです」
くらいしか発信できません。
ただ西野さんも、「一切するな」とは言ってません。
「オフラインでやらないことは、オンラインでもやるな」という話です。
「オフラインでやらないこと」とは?
確かに、見知らぬ人に「チラシ配ってくれ」と迫る人はいないでしょう。
でもオフラインでも、
・初対面でもグイグイPRする人
・親しい人にも、なかなか頼み事ができない人
色々だと思います。
また、相手との関係性にもよります。
そこで、僕なりに考えてみました!
OKな宣伝・NGな宣伝の公式
まず宣伝は、誰かに行動を促そうとするもの。
ですから、ある種の「押し付けがましさ」はあります。
でも、それが許される場合があります。
それは、「信頼≧押し付けがましさ」の場合です。
逆に「信頼<押し付けがましさ」になると、嫌がられます。
要は、「信頼とイコール or 信頼の方が大きければOK」ということです。
先程のオッサンで言うと?
要約で、
知らんオッサンから「自分の店のチラシ配ってくれ」と言われても、誰も配らない
と書きました。
これが許されない理由は、「信頼<押し付けがましさ」だからです。
信頼ゼロなのに、猛烈に押し付けがましいからNG。
ただ頼む相手が、家族や親友ならOKです。
「信頼≧押し付けがましさ」だからです。
また、オッサンが自分の店の前に、「よろしければお持ち帰り下さい」と書いてチラシを置くのもOK。
信頼はゼロでも、押し付けがましさもゼロなので、「信頼≧押し付けがましさ」だからです。
Twitterで言うと?
特に親しくない相手から、「今度こういうイベントをやるので来て下さい!来れないならシェアして下さい!」とDMが来るのは、「信頼<押し付けがましさ」なのでNG。
他方、「興味があればお越しください」程度でツイートするだけなら、「信頼≧押し付けがましさ」なのでOK。
ただ「来ないと損です」と書かれたり、何度もツイートされると、一気に押し付けがましさが勝ちます。
ただ「フォロワー」といっても、信頼のレベルは様々です。
ずっと前からフォローして下さって、何度もやり取りがある方もいれば、今日フォローされた方もいます。
「信頼が一番低い人」に合わせると、必然的に宣伝のレベルも下がります。
そして、どこまでいっても「嫌だ」と感じる人はいます。
結局は、「どこにターゲットを合わせるか」だと思います。
「信頼」と「押し付けがましさ」を正しく見積もる
信頼が増えていくと、押し付けがましくても許されるレベルは上がっていきます。
ただ、
・自分が今、どれだけ信頼を得ているか?
・この宣伝は、どれくらい押し付けがましいか?
これを正確に見積もる必要があります。
例えばあるお店が、全然知らない人に対して、「テイクアウト始めたので、シェアして下さい」というのはNG。
「信頼<押し付けがましさ」だからです。
他方、そのお店の常連さんなら、「よっしゃ協力しよう!」となる人も多いでしょう。
「信頼≧押し付けがましさ」だからです。
ただこの場合でも、「100万円分テイクアウトして下さい」だと、一気にNGな人が増えます。
なぜなら、そこまでの信頼はないから。
さらに、信頼を得るのは難しくて、失うのは簡単です。
信頼は、一度得たら終わりではなく、「得続けるもの」だと思います。
「信頼」に見合った「宣伝」をするのが良いかも?
まずは信頼を得ることが大事です。
ただ、「ここまで信頼を得るまで、一切宣伝禁止」ではありません。
要は、「信頼≧押し付けがましさ」という公式が成り立てば良いわけです。
ですから、自分の信頼に見合った宣伝ならOKだと思っています。
「1億円貯めるまで使っちゃダメ」ではなくて、「1,000円貯まれば1,000円のものなら買えて、1万円貯まれば1万円のものなら買える」というイメージです。
ただ信頼が低い限り、結局宣伝効果も低いです。
貯まった信頼に見合う宣伝をしつつも、さらに信頼を得るという意識も大切です。
そして「宣伝目的で信頼を得る」ということでは、結局信頼は貯まらないので注意が必要です。
まとめ
西野さんのVoicy、「何者でもないキミが仕掛けるべき正しい宣伝」を聞いて、考えたことをまとめました。
「オフラインでやらないことは、オンラインでもやるな」
これを僕なりに、
「信頼≧押し付けがましさ」の宣伝はOK
「信頼<押し付けがましさ」の宣伝はNG
という公式にしてみました。